すでにiPaaSを利用してアプリケーションとデータの統合を行っている多くの組織が、いまだ API 管理システムを同時に使用する必要性に納得していません。しかし、どちらのプラットフォームも互いに異なる機能を持ち、別の目的を果たします。では、これらのプラットフォームの違いは何でしょうか。
次世代の自動化はこれだ!
API 統合 (またはiPaaS) と API 管理
大まかに言えば、iPaaS とは、クラウドまたはオンサイトのアプリケーションのあらゆる組み合わせをつなぐプラットフォームです。iPaaS を利用すると、企業は個別のアプリケーション、システム、ウェアハウスから収集したデータをまとめて、ビジネス プロセス ワークフローを作成できるようになります。
API はこのプロセスを API 統合によって支えます。たとえば、顧客関係管理 (CRM) システムとエンタープライズ リソース プランニング (ERP) システムのデータをやりとりする場合、Workato のような最新の iPaaS は各システムの API を公開するか、API を作成します。
最新の iPaaS の価値はそのインテリジェンスにあります。絶えず向上を重ね、統合パターンを認識し、フィールドのマッピングなどさまざまなタスクに関する提案を行いますが、DevOps は一切必要ありません。
ただし、API 作成と API 管理はまったく別のものです。API 管理システムを利用すると、企業は一元管理やバージョン管理、細やかに調整されたセキュリティを通じて、安全な環境で継続的に API の構築、管理、拡張を行えるようになります。強力な API 管理システムは、共同作業を可能にするほか、顧客情報などの必要なデータや、組織全体の注文データへのより迅速なアクセスを、適切なアクセス ポリシーによって実現できます。
ここで、「両方とも必要か?」という非常に難しい質問に戻りましょう。
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| 作成したAPIを管理しない場合、データ漏洩、慢性的なシステム障害、そして業務の非効率化といったリスクを負うことになります。 |
統合と API 管理の融合 : 両方の長所を兼ね備える
端的に言えば、答えは「イエス」です。作成した API を管理しなければ、データ侵害や慢性的なシステムの異常、業務の非効率性といったリスクを冒すことになります。また、これらの問題の原因を特定することも難しくなるでしょう。
そのため、適切なガバナンスの枠組みによって安全に管理されていながらも、社内はもとより外部のパートナーにまで共有可能な、一貫した上質なデータ リポジトリに対する強いニーズがあります。
iPaaS と API 管理の総合的アプローチを取ると、内部と外部のパートナーが、基になるアプリケーションやシステムに直接アクセスしなくても、クラウドネイティブのエンタープライズグレード API 管理システムから、ワークフロー、サービス、データを利用できるようにすることが可能になるため、インテリジェントな iPaaS インフラストラクチャを強化できます。
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API を使ってビジネス プロセスを実行
iPaaS に直接組み込まれている API プラットフォームを使用すると、あらゆるビジネス プロセスの自動化を、関係者がいつでも利用可能な API エンドポイントに変換できます。
それらの API が複数の部門によって容易に再利用できる場合、あるいはボットや外部ポータル (パートナーのポータルなど) といったさまざまな形式へと統合される場合は、その可能性が一気に広がり、セキュリティを損なうことなくデータやサービスへのアクセスの範囲が拡大します。Salesforce の分析データなどのサービスを共有したい場合は、自動化プロセスを一度だけ構築して、それを API エンドポイントに変換し、適切な関係者に必要なデータを公開することで、その導入を大幅に促進できるようになりました。
API 管理で複数のシステムにわたってデータを保護
システムに直接アクセスできるようにすると、機密情報をさらしてしまう危険性が高まります。代わりに、API 管理を利用してデータを共有できます。オンプレミスやクラウド上の重要データと安全に通信する API 管理なら、自分が公開したエンドポイントから、データを完全に制御された方法で共有することが可能です。たとえば、ユーザーにシステム内の注文の取得を許可する一方で、作成は許可しないということもできます。
以下に、API 管理がデータの保護に役立つ理由をさらにいくつかご紹介します。
- システムへの他からの接続は一切ないため、分散型サービス拒否攻撃から保護されます
- アクセスの制限、クォータの設定、レート制限の使用によって、機密システムを保護できます
自動化ワークフローを一度構築すれば、さまざまな形で再利用可能
API 管理によって、API マイクロサービスを再利用することも可能になります。つまり、ユース ケースごとに自動化やレシピを新たに構築し直すのではなく、ワークフローを一度構築して、それを API 管理に追加するだけで済むようになり、後は API 管理によってデータ アクセス レベルが制御されます。
その結果導入が促進され、API が最大限に活かされるので、ユーザーは新しいビジネス ユース ケースの創出に集中できるようになります。
| iPaaSがビジネスロジックとプロセス自動化を担い、APIプラットフォームがそのガバナンス、品質管理、そして配布を担います。 |
開発者以外にも対応したローコード統合開発
iPaaSとAPIプラットフォームが単一の環境に統合されていることには大きなメリットがあります。それは、ビジネスプロセスにすでに精通しているビジネスアナリストのような非開発者でも、利用のためのAPIを非常に簡単に作成・修正できるようになるという点です。
これは、コスト削減とマーケットへの投入スピードの観点で大きなメリットとなります。なぜなら、望む solution を得るために、数か月もかけて人材を採用したり、既存の従業員をトレーニングして再教育したりする必要がなくなるからです。
iPaaSがビジネスロジックとプロセス自動化を担い、APIプラットフォームがそのガバナンス、品質管理、そして配布を担うことになります。
API ガバナンスの管理と合理化が簡単に
あらゆるメリットの中でおそらく最も過小評価されているのが、iPaaS内でのAPI管理です。これは、APIの整理、ポリシーの管理、アクセス制御の設定、そして社内外での利用状況の使用量クォータのモニタリングにおいて、非常に大きな時間の節約になります。
この2つのソリューションを、統一されたデータアクセスを備えた単一のプラットフォームにまとめることで、チームがログやパフォーマンス指標を監視し、必要な際に迅速にデバッグを行うことが容易になります。
Workato 内での API 管理とはどのようなものでしょうか。ぜひ弊社の製品ブログでチェックしてください。
