成熟するビジネスには、成熟したプロセスが必要です
Workatoの BTチーム(Business Technologyチーム) は、この理念を体現しています。
常に業務プロセスを見直し、再構築し、そして多くの場合、エンタープライズオートメーション を活用して エンドツーエンドの自動化 を実現しています。
この記事では、BTチームが自動化を通じてどのように業務を変革し、業務効率化 と スケーラビリティ を高めているのかを、実際の2つの例をもとにご紹介します。
いずれのケースでも、BTチームは毎週数時間の作業を削減し、ビジネスパートナーへの対応品質を向上させ、より戦略的な業務に注力できるようになっています。
チケット解決に必要な情報を1か所で集約:Jira × Snowflake × Employee Data Hub
BTチームは日々、社内から寄せられるさまざまなサポート依頼に対応しています。
たとえば、パフォーマンスが低下したデバイスの修理依頼や、アプリケーションへのアクセス権付与など。
個々のリクエストは決して複雑ではありませんが、課題だったのは 情報の分散 でした。
社員のデバイス情報を確認するにはJamf、部署情報はSnowflake、レポートはSigma――と、複数のアプリケーションを行き来する必要があり、1件あたり数分のロスが発生していたのです。
チケットが週に数百件単位で発生する状況では、これは明らかに非効率でした。
そこでBTチームが構築したのが、すべての情報を Jira に自動集約するレシピ(自動化フロー)です。
このレシピは以下の3つの条件でトリガーされます:
- Snowflake上のEmployee Data Hub に新しい従業員レコードが追加されたとき、Jiraに自動で反映。
- 従業員情報(例:上司の変更など)が更新されたとき、Jiraの対応レコードも自動更新。
- デバイス(例:新入社員に割り当てられたラップトップ)の情報が更新されたときもJiraに反映。
結果として、Jira上のすべてのチケットに、従業員およびそのデバイスに関する最新情報が自動的に表示されるようになりました。
さらに、ワンクリックでその従業員の過去チケットも参照でき、より迅速で文脈のある対応が可能になりました。
「この WorkatoオンWorkato の仕組みにより、BTエージェントは週あたり数時間の作業時間を削減できます。課題解決までのスピードが格段に上がり、社員満足度と生産性の向上にもつながっています。」
セキュリティトレーニングのリマインドを全自動化:HR Bot × Slack × Skilljar
全社員および契約社員は毎年、情報セキュリティに関するトレーニングを受講しています。
この研修では、情報共有のベストプラクティスやデバイス保護、アプリケーションの安全な利用方法などを学びます。
しかし、新入社員や長期勤務者の中には、期限内に受講を忘れてしまう人も少なくありません。
従来のBTチームは、未受講者を特定して個別にリマインドを送るという 手作業中心の煩雑な業務 に追われていました。
そこで登場したのが、Workatoで構築した 完全自動のリマインダー仕組み です。
レシピでは、従業員が受講期限の30日前になると、HR Bot(Slack上の自動通知ボット)とメールを通じてリマインドを送信します。
その後、15日前、7日前にも同様のリマインダーが自動送信されます。
もし期限を過ぎても受講が確認されない場合、マネージャーにSlackで通知。
それでも一定期間経過しても完了しない場合は、該当従業員のアカウントが自動的にロックされます(Skilljar、Gmail、Slackを除く)。
ただし、受講完了後5分以内にアクセスは再開されるため、スムーズな復帰が可能です。
この自動化によって、リマインダー業務は100%タッチレス化。
BTチームは膨大な時間と労力を削減し、セキュリティトレーニングの受講率も飛躍的に向上しました。
まとめ:Workato-on-Workatoがもたらす次世代のBTチーム像
Workato自らがWorkatoを使って実現したこれらの事例は、プロセス最適化 や 業務効率化 の本質を示しています。
BTチームが戦略的パートナーとしてビジネスの成長を支えるために、自動化 はもはや欠かせない基盤です。
これらの自動化に加えて、BTチームではすでに 1,000件以上の自動化 が稼働しています。
その結果、データとアプリケーションを効果的に保護し、ビジネス部門に優れたユーザー体験を提供しながら、スケーラブルなプロセスを実現しています。
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