Ridgelinez社がWorkatoを選んだ理由

4月 19, 2022

2020年に設立した富士通の子会社であるRidgelinez(リッジラインズ)株式会社は、DXコンサルティングファームとして、戦略の策定から業務プロセスデザイン・アーキテクチャの設定・システムの構築に至るまで、ビジネスのデジタル変革プロセスを一気通貫で支援するサービスを提供しています。

データドリブン経営を目標に社内ITをゼロから構築することにより、IT部門を「コストセンター」ではなく利益創出・ビジネス価値につながる「プロフィットセンター」へと転換することを目指しています。さらには、DXコンサルファームとして、社内IT構築の実績を積むことにより、お客様へのより良い提案ができると考えています。

Workatoを検討し始めたきっかけ

当社のIT部門とTechnology Groupがイニシアチブをとり、ゼロから社内IT構築に取り組んでいましたが、社内のビジネスプロセスにおける意思決定やオペレーションスピードを向上させるため、SaaSの利用を推進してきました。さらには、各SaaS間でもデータを連携する必要があり、当初はSaaS内部の機能またはETLツールを利用した、1対1でのデータ連携や、SaaSのUpload、Download機能を用いた手動データ連携を検討していました。しかし、この非同期なポイントツーポイントでの連携には、タイムラグや作業ミスが発生するとい言う大きな欠点があり、包括的な観点から全体アーキテクチャや自動化連携を設計する必要があったのです。そこでiPaaSに注目をし、Workatoを検討するようになりました。

実際にWorkatoを評価しようと決めたのは、具体的には以下の特徴に魅力があったからです。

  • 優れたUI/UX(直観的に操作可能、ノーコード)
  • 豊富なコネクタとコミュニティレシピ(有名どころのSaaS連携を標準装備)
  • グローバル市場リーダー、グローバルでの顧客数
  • サーバー調達・運用が不要(クラウドネイティブ)

トライアル実施とその評価基準

Workatoによる製品紹介・デモの後、リッジラインズ社内にてトライアル環境での評価を行いました。Workatoが当社のニーズに適したソリューションかどうかを判断するため、以下の判断基準を軸にし、エンジニアからノンエンジニアのメンバー10人ほどが実際に操作性や機能面のフィージビリティを確認していく手順を取りました。

  • スピード感 (導入がすぐできるか)
  • UI・UX (操作性)
  • UI言語
  • 対象ユーザ (業務担当者も使えるか)
  • コネクタ数 (無料テンプレート数)
  • システム間ワークフロー (トリガーや自動化可否)
  • 機能 (拡張性)
  • 稼働環境
  • サーバーリソース
  • セキュリティガバナンス
  • 大規模データ処理
  • ログ機能
  • [TCO]ライセンス費用、導入・改修費用、運用・保守費用
  • 導入実績
  • サポート体制

Workato導入決定のポイント

Workatoを評価している期間、並行してMulesoft、Infomatica、Azure Logic Appsなども評価環境にて検証していました。最終的にはやはりWorkatoしかないという決断に至ったのですが、以下がそれを決定づけたポイントになります。

  • シンプルなUIでビジュアル性にも優れ、フローを資料化する必要もない
  • マニュアルや各種ドキュメントがユーザ目線で分かりやすい
  • APIや参照先は既にWorkatoで標準装備(技術者でなくても設定可能)
  • コミュニティライブラリから基本フローを入手可能
  • 主要クラウド製品であれば、複数システム連携を1日もかからず設定可能
  • 低いTCO、拡張性がある環境、十分なセキュリティ機能
  • 社内ITメンバー(業務系、システム系10人ほど)が全員革新的なプロダクトと判断

操作性や機能面はもちろんのこと、SSO、暗号化、カスタムロールなど必要十分なセキュリティ機能が備わっているところもキーでした。それ以外の価格面のところでは、Workatoのプライスモデルがやはり他社と比較してもメリットがあると感じました。他社製品は、クラウド製品と言ってはいるものの、実はコンセプト自体はオンプレで動く前提となっているものが多いです。そのため、iPaaSを動かすサーバー以外にも、バーチャルマシン(VM)など別のサーバーをたてないといけないため、そのリソース管理やサーバーメンテナンス・保守などの運用費がかかってしまうことになります。その結果、初期投資は低くても、ゆくゆく見えないコストが付加されるということが往々にして起こります。そこが、Workatoはクラウドネイティブという特徴が大きく関わってくるところで、拡張性が備わった環境であるため必要最低限の固定コストで済み、結果としてトータルのコストが低く抑えられると言うことです。

また、他社SaaSプロダクトでは、問合せをしてもなかなか回答が返ってこない、間違った回答をするケースも少なくないですが、Workatoではお問合せやサポートでの丁寧な対応、購入手続きが非常に迅速で的確であったことも大きなプラス要因でした。

システム採用をする際にはしばしば社員の意見は分かれるものなのですが、最終的な決め手だった、10人全員が「Workatoしかない」と判断したということは、他にはないWorkatoのメリットが浮き彫りになった形だと思います。

製品説明やデモで見た際にもWorkatoの特徴や利点は十分に伝わっていたのですが、実際に操作してみて改めて革新的な製品だと感じました。DXの本質は会社の経営や業務そのものをデジタル変革することであり、IT部門任せで一部業務のデジタル化や自動化を進めるのではなく、社員全員が変革に取り組んで初めて全社的なDX推進ができるものだと思っています。他と比較してもずば抜けて優れている、Workatoの真のノーコード環境とユーザフレンドリーなインターフェースは、ITの垣根を壊し全員がデジタルファーストやデータドリブンに取り組めるようになっており、デジタル時代にはWorkatoがなくてはならないものだと判断しました。

リッジラインズ社、2021年 Unstoppableアワード Innovation部門にて受賞!

2021年に開催された Workato Unstoppableアワードにて、Innovation部門で日本企業として唯一受賞しました。受賞対象の事例内容はこちら、アワードに関する情報はこちらよりご覧ください。

アワード受賞盾と大久保氏、チームフォト ↓

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Ridgelinez株式会社のホームページ:https://www.ridgelinez.com/


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