エンタープライズ自動化における課題と機会は、これまでになく大きくなっています。
この課題を解決するために、さまざまな技術やツールが登場し、それぞれ異なるアプローチやユーザー層に向けた自動化ソリューションを提供しています。しかし、これらのアプローチを統合する一貫した戦略の欠如が、多くの企業にとって大きな障害となっています。
エンタープライズ自動化は本質的に難しい技術課題です。さらに難しいのは、その技術を裏側に隠し、非エンジニアでも使えるようにする必要がある点です。
Workatoはこの課題に徹底的に向き合ってきました。その結果、ForresterやGartnerなどの主要アナリスト評価においてリーダーとして評価される、2010年以降に登場した唯一のモダンなプラットフォームとなっています。
Forrester Wave for iPaaSでリーダーに選出され、Constellation Researchでは「Best Enterprise Software Startup」を受賞、TrustRadiusでは#1 Enterprise iPaaSに選出、そしてGartner Magic Quadrant for iPaaSでもリーダーとして評価されています。
これがエンタープライズ自動化とどう関係するのでしょうか。答えはシンプルです。すべてが関係しています。
今日の企業では、数百のアプリケーション、マイクロサービス、デバイス、ビッグデータ、AIなどが利用されています。自動化を実現するためには、これらを統合する仕組みが不可欠です。統合なくして自動化は成立しません。
本記事では、エンタープライズ自動化の課題の規模、既存ツールの限界、そしてWorkatoの戦略について解説します。また、グローバル企業や急成長企業がどのように自動化によって企業変革を実現しているかも紹介します。
エンタープライズ自動化の課題
近年、SaaS、マイクロサービス、IoT、AI、機械学習などの技術が急速に普及し、この分野は非常にエキサイティングな時代を迎えています。
同時に企業側でも、Amazon、Netflix、Googleのような企業を目指し、デジタルトランスフォーメーションを推進しようという動きが加速しています。売上成長、業務効率化、顧客体験、従業員体験、新しいビジネスモデルなど、あらゆる領域で自動化のニーズが高まっています。
しかし、多くの企業では初期の自動化プロジェクトや一部の業務自動化は成功するものの、その後の全社レベルの自動化や業務変革が進まず、アイデアのバックログだけが増えていくという状況に陥っています。
さらに、アプリケーションやデバイスの爆発的な増加により、システムの複雑性が増し、データが分断され、ユースケースも多様化しています。これらを統合し、統一された自動化基盤とデータ基盤を構築することが求められています。
既存の自動化ツールの課題
自動化を大規模に展開することが難しい理由の一つは、さまざまな自動化ツールが存在し、それぞれにトレードオフがあることです。
1. 自動化技術の分断
iSaaSのようなAPIベースの統合ツールはモダンでクラウドネイティブですが、RPAや従来型iPaaSなどはより古い技術で、運用や自動化が複雑な場合があります。
2. 機能と使いやすさのトレードオフ
iPaaSは高機能ですがIT向けで複雑な場合が多く、iSaaSは業務部門向けですが機能が限定されることがあります。
3. UIベース自動化(RPA)の限界
RPAはレガシーシステムには有効ですが、UI変更に弱く、SaaSのようなAPIベースのシステムには適していません。またAIサービスはAPIとして提供されるため、RPAでは活用が難しい場合があります。
4. バックエンド中心の自動化
多くの自動化ツールはバックエンド処理中心ですが、SlackやMicrosoft Teamsなどのコラボレーションツールを活用したフロントエンド業務の自動化も重要になっています。
5. 統合された自動化プラットフォームの不足
RPA、iPaaS、iSaaSなどは多くの場合個別のツールとして存在しており、統合されたプラットフォームとして提供されていません。
自動化プラットフォームの5つのレベル
現在の自動化製品は大きく5つのレベルに分類できます。
1. タスク自動化(業務ユーザー向け)
業務プロセスの一部のタスクを自動化します。代表例はZapierなどです。
2. アプリケーション自動化(業務ユーザー向け)
Salesforce、Workday、ServiceNow、Slackなどのワークフロー機能を利用した自動化です。
3. データ自動化(IT向け)
iPaaS製品を利用して複数アプリケーション間のデータ統合を行います。
4. プロセス自動化
RPAなどのUIベース自動化、またはAPIベースの自動化ツールを利用します。
5. エンタープライズ自動化
企業全体のエンドツーエンドの自動化を実現するプラットフォームです。iPaaSを基盤として構築されます。
企業はこれらのツールの間で、使いやすさ、機能、導入スピード、セキュリティ、ガバナンスなどのトレードオフに直面します。この問題を解決するには、ITと業務の両方が利用できるエンタープライズ自動化プラットフォームが必要です。
Workatoのエンタープライズ自動化アプローチ
現代のエンタープライズ自動化プラットフォームには次の要件が必要です。
- 数千のアプリケーション、サービス、デバイス、オンプレミスシステムとの統合
- 顧客体験、従業員体験、営業、マーケティング、人事、財務、ITなど全社業務の自動化
- データ統合、アプリ統合、ワークフロー自動化、AI、IoT、ボットなどの技術統合
- 業務部門とIT部門の両方が自動化を実装できる環境
デジタルトランスフォーメーションを成功させるためには、自動化は一部のチームではなく、企業全体のチームスポーツである必要があります。
エンタープライズ自動化市場の成長
近年、自動化市場は急速に成長しています。
RPA市場は年率約100%で成長し、iPaaS市場も年率70%以上の成長を続けています。また、ワークストリームコラボレーションなど関連市場も急成長しています。
この市場成長は、多くの企業の自動化事例にも表れています。
Slack、Broadcom、Panera Bread、XPO Logisticsなど、多くの企業がWorkatoを活用して業務自動化を実現しています。
これらの企業は、受発注プロセス、営業プロセス、マーケティング、従業員オンボーディング、IoTヘルプデスクなど、さまざまな業務を自動化しています。
エンタープライズ自動化は急速に拡大している
自動化市場は今後も拡大し続けます。Workatoは単に市場の成長に追随するのではなく、顧客の自動化を加速し、新しいアイデアと改善を生み出す基盤となっています。
私たちとお客様の自動化の旅はまだ始まったばかりです。


